コラム

梅雨時期に多くなる害虫とは

梅雨時期に増える虫とは?

 

段々と暖かくなり活動を開始し始めた害虫

そして梅雨が始まると湿度が高くなるため

ある害虫にとっては絶好の環境が整います。

どんな害虫がいるのか見てみましょう!

 

人に害を与えるダニ

 

ダニといえど大きく分けて4種類

・ヒョウダニ   (1年中生息)

・コナダニ    (梅雨時期・秋口に増殖)

・イエダニ    (5月~9月に増殖)

・ツメダニ    (梅雨時期・秋口に増殖)

という4種類がおり

湿度を好む傾向のあるダニですが

 

この4種の中で

人を刺し体液を吸い害を与える「ツメダニ」

人を吸血し害を与える「イエダニ」

 


 

「ツメダニ」は元々「ヒョウダニ・コナダニ」

といったダニを捕食します。

梅雨時期になると高温多湿になるため

ヒョウダニ、コナダニだけでなく「ツメダニ」

も増えていきます。

その為、ヒョウダニ・コナダニが繁殖すると

さらに違う種類のダニが発生してしまう

ことになります。

 


 

「イエダニ」はねずみに寄生し、

ネズミが死んでしまうと新たな寄生場所を探し

人を吸血する事があります。

ネズミがいるとイエダニがいる可能性がある為

ネズミ駆除を最優先に行う事が大切です。

 

ダニに刺されると起こる症状とは

どんな症状があるか見てみましょう。

 

〇ツメダニ

刺されると赤く腫れかゆみを引き起こします。

刺されるとすぐ症状がでるわけではなく

1日以上時間が経ったときにかゆみなどの

症状が出てきます。

咬まれると1週間程のしつこい痒みが続きます

畳やカーペット、布団やまくらに生息していて

露出部分に刺される場合が多いようです。

 

〇イエダニ

吸血性のダニ、柔らかい部分の皮膚

太もも・おなか・二の腕・わきの下などを

刺されることが多いようです。

刺されてすぐ痒みがあり発疹がでてきます。

 

ブンブンと意外と厄介なコバエ

暖かくなり梅雨で湿度が上がり

物が腐りやすくなってきます。

湿った場所を好み生息するコバエ

「ショウジョウバエ」「ノミバエ」

「クロバネキノコバエ」「チョウバエ」などの

活動が活発になり我々に不快を与えます。

 

 

〇ショウジョウバエ/ノミバエ

飲み残し食べや残しなどの生ゴミや

排水溝の汚れから発生します。

食べ物にたかる為キッチンで見ることが多い。

様々な食品に卵を産み付けることがあり

食品衛生上でも問題となっている害虫です。

 

〇クロバネキノコバエ

観葉植物などの培養土から発生します。

日当たりの悪く、水はけの悪い環境であれば

土に混ざっていた卵がかえり発生。

バルコニーなどで大量に発生してしまう事も!

 

〇チョウバエ

浴室、洗面所、トイレ、キッチンなどで

見かけることの多く。

ハート型が特徴のチョウバエですが

排水口のぬめり・石鹸カス・皮脂などの油汚れ

ヘドロなどから発生します。

 

不快害虫N.O1 ゴキブリ

温度が20℃以上が最適に生育できる温度となり

ジメジメとした居心地のいい環境で

繁殖できる絶好のチャンスです!

一般家庭に出てくる

ゴキブリの種類を見ていきましょう。

 

〇クロゴキブリ

一般的に想像するゴキブリといえば

この種類かと思います。

関東~西に多く生息し

寒さに強く屋外でも生息できる。

 

体長3~4cmでツヤツヤと光沢のある黒褐色

一生に約10~30個の卵鞘を産み

1個の卵鞘に約22~28匹の卵が入っている。

 

 

〇ヤマトゴキブリ

寒さに強く東北~本州中部に多く生息

クロゴキブリに似ているヤマトゴキブリですが

ヤマトゴキブリの方が光沢はなくやや細身で

体長2~3cmとやや小さめです。

 

一生に約7~9個の卵鞘を産み

1個の卵鞘に約10~12個の卵が入っています

 

〇ワモンゴキブリ

沖縄や九州南部に多く生息し

寒さに弱く暖かい気候を好む

クロゴキブリより大きく体長3~5cmで

淡褐色の為区別がつきやすいと思います。

 

上から見ると胸部にリング状の斑紋があるので

ワモンゴキブリといわれているそうです。

一生に約18個以上の卵鞘を産み

1個の卵鞘に7~10個の卵が入っています。

 

〇チャバネゴキブリ

全国的に生息していますが、寒さに弱く

屋内でないと生息できません。

ですが、20℃以上が保たれる環境さえあえば

1年中生息している可能性がある事になります

 

上記の3種よりかなり小さく

体長1~1.5cmほどで黄褐色

一生で約3~10回ほどの卵鞘を産み

1個の卵鞘に18~50個の卵が入っています

 

 

 

ハエやゴキブリを捕食するクモ

上記であげたハエや蚊を捕食してくれる【クモ】

益虫ですが、見た目が不気味なことから

嫌われ者として挙げられます。

 

家の中でよく見かける

クモの種類を見てみましょう。

 

〇アダンソンハエトリ

「家グモ」といわれているアダンソンハエトリ

壁などをぴょんぴょん跳ね回っているクモ

蜘蛛の巣を張らない徘徊型タイプです。

体長5~9㎜ほどで

コバエのほか

ダニ・チャタテムシ・ゴキブリの子供なども

捕食します。

 

〇チャスジハエトリ

アダンソンハエトリより少し大きいのが

チャスジハエトリです。

蜘蛛の巣を張らない徘徊型タイプ。

体長10㎜ほどで

頭胸部から腹部に白と黒の筋が見られ

ダニ・チャタテムシなども捕食します。

 

〇イエユウレイグモ

身体に比べ足が異様に長いのが特徴の

「イエユウレイグモ」

蜘蛛の巣を張る造網型タイプ

薄暗い場所を好み壁や天井にいる事がある。

ダニ・チャタテムシなども捕食する。

 

〇ヒラタグモ

腹部に黒い斑点が特徴の「ヒラタグモ」

体長8~10㎜で小柄なクモ

家の外壁や角ばっていて雨等をしのげる場所に

上記のクモとは異なり糸を使い

テントのような巣を作る造網型タイプ。

徘徊型のクモとは異なり常にこの巣の中におり

信号糸と呼ばれる糸に獲物が触れると

ヒラタグモは飛び出し

素早く糸を巻き付け捕獲します。

ハエなどの昆虫を捕食します。

 

〇アシダカグモ

上記で紹介したなかでも一番大きい

「アシダカグモ」は徘徊型タイプ。

体長2~3cmで肢を広げると10cm以上に

なる事もあるクモです。

 

クモの事を全く知らない人からすると

「タランチュラ?」なんて思う方も多いそうが

このアシダカグモに

毒はないので安心してください。

むしろ、嫌いな害虫N.O1のゴキブリや

ハエ・蛾・蚊、

そしてネズミまでもを捕食します。

 

見た目が不快な【不快害虫】としても知られる

クモですが益虫にもなるため

エサとなる害虫を駆除しないと

クモもいなくならないという事になりますね。

 

これら害虫を繁殖させない方法は?

どうしてもやって来る梅雨ですが

気温などは自分では変えることができません。

 

その中で害虫にとって活動しやすい環境を

変える事が大切です!

ジメジメとした環境やほこりなどがある環境

ではなく清潔に保つことも繁殖しにくくする

1つの方法でもあります!

 

①害虫が好む場所を作らない!

外から侵入してくる

「ダニ」・「ハエ」・「ゴキブリ」・「クモ」

生息できる環境を求め侵入してくる為

エサとなる、ほこりやちりがなく

排水口をこまめに掃除

生ゴミなどは貯めずにすぐ捨てる

などを徹底しましょう!

 

②侵入口の封鎖

意外にも建物と基礎部分に隙間が空いている

なんてこともあります。

小さな害虫からすると

いとも簡単に侵入できてしまいます。

 

隙間の大きさにもよりますが

「イエダニ」が寄生している【ネズミ】も

わずかな隙間から侵入してきます。

また家屋に穴を開け侵入なんてこともあります

 

様々な面でデメリットになります。

基礎部分だけでなく

通気口換気扇室外機

またはダンボール人についてくる

なんてこともあります。

 

通気口・換気扇・室外機などは

防虫キャップフィルターなどできる対策をし

侵入されないようにましょう。

 

③室内に殺虫剤を撒く

くん煙剤くん蒸剤など

部屋を閉め切りにした状態で使用するタイプ

侵入予防の効果もある為

持続的に侵入予防することができます。

 

 

こういった対策を行う事で

害虫の駆除・予防にも効果的です。

 

クジョリアでは

各駆除内容に沿って薬剤散布薬剤噴霧

ベイト剤(毒エサ)調査トラップ等を行い

発生源が様々ですが

発生原因を突き止めながら

駆除や被害の軽減をさせるべく

対応案内をしていきます!

 

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